上野国邑楽郡、細谷村・西岡村出身の水害被災者たちが故郷を離れ、宇都宮藩の西原新田に入植、開墾した際、心の支えとなったのが郷里の鎮守、作神で名高い長良・雷電神社である。いずれも境内面積は1500坪を所有、神社森はうっそうとして400年の歴史を物語る見事なもの。創建は、江戸時代前期の寛文11(1671)年で、上野国邑楽郡細谷村より移住した人々が氏神を分祀したことに始まるという。主祭神は事代主命である。例祭は年1回で、11月23日に地元の方々を中心に行っている。